【観戦記10】第65回東海高等学校総合体育大会バスケットボール競技

2018年6月17日(日)、愛知県にある小牧アリーナで東海大会が行われ、男女の準決勝・3決・決勝が行われました。桜花学園、岐阜女子など、神奈川から進学した「神奈川っ子」の様子を観に遠征してきました。

朝5時起き。さすがに目覚ましをかけました。小田原発7時過ぎのこだまに乗り名古屋へ。名古屋駅からは地下鉄などを乗り継ぎ、小牧原を目指します。乗りなれていない電車にやや不安を感じていたのですが、途中で「名古屋南」のポロシャツを着た女子の集団に遭遇。ナイスとばかりに、ついていくことにしました。予想通り、小牧原まで一緒でした。ありがとう、名古屋南の女バスさん!

小牧原駅に付くと、順天堂大のコーチもいました。会場には佐藤清美さんをはじめ、WリーグHC、大学HCなどがたくさん観に来ていました。



女子準決勝 桜花学園 63-61 岐阜女子
ここ2、3年で”因縁の対決”という代名詞がぴったりになってきたカード。全国大会の決勝戦と言ってもいいカードが東海大会の準決勝で実現したということで、かなり注目を集めていました。

ゲームを観ながら感じたことは、桜花学園が岐阜女子の留学生にセカンドチャンスを与えていないということです。具体的には、留学生自身やほかの選手のシュートが外れたときのリバウンド、岐阜女子にとってのオフェンスリバウンドを与えないように、桜花学園がディフェンスリバウンドを徹底して取っている印象を受けました。

岐阜女子の各試合のBOXスコアを見てみましょう。
留学生2人のリバウンドに注目しました。

■2回戦 常葉大附常葉
#7 ハディ ダフェさん OF4 DF6 TOT10
#8 イベ エスター チカンソさん OF6 DF5 TOT11
チームオフェンスリバウンド OF20

■準決勝 桜花学園戦
#7 ハディ ダフェさん OF3 DF3 TOT6
#8 イベ エスター チカンソさん OF2 DF8 TOT10
チームオフェンスリバウンド OF13

■3位決定戦 浜松開誠館戦
#7 ハディ ダフェさん OF5 DF8 TOT13
#8 イベ エスター チカンソさん OF2 DF6 TOT8
チームオフェンスリバウンド OF14

岐阜女子#7と#8のオフェンスリバウンドを見てみると、2回戦が2人で10本(チーム20本)、3決は2人で7本(チーム14本)。一方、桜花学園戦の準決勝は、2人で5本(チームで13本)でした。やはり数字で見ても、桜花学園戦はオフェンスリバウンドが少なかったことがわかります。

これは桜花学園がとった、高さで勝る留学生への対策だったのではないでしょうか。それが奏功したこともあってか、わずか1ゴール差で桜花学園が勝利を収めました。

これはなにも桜花学園の岐阜女子対策にだけ有効な戦術ではありません。高さで負けているチームが大きいチームに勝つ方法の1つとして、参考になるのではないでしょうか。セカンドチャンス(オフェンスリバウンド)を与えない、そのためには何をやらなければならないのか——おのずと答えは出てくるでしょう。

強いチームは徹底しています、スクリーンアウトを。シュートみたいに調子に左右されないし、背の高さや運動神経は関係ないし、バスケ経験の少ない人だって誰にでもできることです。経歴もあり、サイズ・運動能力も高い桜花学園の選手たちが徹底してやっていることを、”やれるのにやらない”チームは「勝てない」ということなのだと思います。

男子
優勝 中部大第一(愛知)
2位 飛龍(静丘)
3位 美濃加茂(岐阜)
4位 四日市工業(三重)
H30東海大会m 

女子
優勝 安城学園(愛知)
2位 桜花学園(愛知)
3位 岐阜女子(岐阜)
4位 浜松開誠館(静岡)
H30東海大会f 

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